少し時間が経ってしまったが、動物園研修のことについて。1日目は説明と園内観察、2日目は動物飼育、最終日の3日目が里山管理作業だった。
ちなみに下の写真は動物園行きの電車。着く前からワクワクさせてくれる。
園内観察する一行。
1日目に説明してくれた方は、なんとも暗い先生だった。動物園の意義を、難しい言葉でアレコレ説明しようとするのだが、どうもぱっとしない。俺も暗い人なのでこういう人は大好きなのだが(汗)、伝わってきたのはようするにこういうことだった…来園者数は減り続け、民間の動物園は続々とつぶれ、そして大赤字。
つまり、動物園は行き詰まっているのである。
考えてみれば無理もない話かもしれない。今はテレビやカラーの書籍で、いくらでも動物を見ることができる。
動物園が初めてできた頃は、そんなものは全然なかった。そんな社会環境の中、ある日、象がやってくる。人々の間には噂だけが広がる。「すごく大きくて重いらしい」「ほぅ」「しかも鼻がすごーく長いらしい」「なんだって?」…これは、見に行くでしょう!俺は行くね、絶対。
というわけで、動物園の現状は、かなり厳しい。デジタル百科事典で音や動きまで手軽に楽しむことができる今、わざわざ動物園まで行く必要性を感じる人は稀少だろう。さあ、どうなる動物園!
2日目の動物飼育で俺の担当は、昆虫であった…うーん、イマイチ。まあでも、林檎と人参と菜っ葉と鰹節とコオロギで、ほぼすべての昆虫が飼育できるというのは新鮮だった。ちなみに下の写真はかの有名なタランチュラ。毒はあんまりないらしい。
3日目は里山管理作業。山に入り下生えを刈りまくった。なかなか良い運動であった。下の写真は、刈った下生えを束ねて重ねたところ。