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2026年7月7日の開発日誌 ー 予定が崩れる!

「予定が崩れる」を、崩れないように並べ直す

時間割は、遠くから見ると、きれいに整った表に見えます。でも実際は、その表は毎週のように組み替えられています(特に小学校は)。

年間で教える内容そのものは決まっています。何月に何の実験をするか、大きな流れは動きません。動くのは「いつ・どのクラスで」やるか、のほうです。行事が入る。理科室が別のクラスで埋まっている。講師の都合がつかない。先生が体調を崩す。台風が近づく。水泳指導が始まる。——決まっているはずの計画が、不確定要素にどんどん押されていきます。

これはもう、テトリスです。上から予定変更のブロックが落ちてくる。先生は、全クラスの列が途切れないように、素早く動かして、すき間を埋めて、消していく。3クラス分を同時に、しかも「実験の準備物」まで気にしながら。雑にやれば列は崩れ、丁寧にやれば時間がかかる。この離れ業を、先生方は毎日こなしています。

私がやろうとしているのは、このテトリスをアプリの中で動かせるようにすること。

先生の負担を減らしたい。だから、この玉突き修正をアプリに入れて、ワンタップで自動で玉突き修正できるようにしようとしています。……ところが、これが本当に地味で、頭を使う仕事でした。

たとえば、こういう場面があります。「2組だけ授業が遅れて、2学期にずれ込んでしまった」。このとき、その授業はデータの上で、1学期に表示するべきなのか、2学期に表示するべきなのか。人間の頭の中では「まあ2学期扱いかな」と一瞬で片づくことが、データベースでは分岐のかたまりになります。

3クラス1年分の授業が、何回修正されても規律を保って、最後まできれいに並び続ける。そのためには、ありとあらゆるケースを先回りして想定した設計が要ります。ひとつ想定を漏らすと、締切の線が二重に出たり、順番が逆転したり、盤面が静かに崩れていきます(テスターの皆さん、ごめんなさい!)。派手さは一切ない。ただ、ひたすら頭を使う。

難しさはアプリが引き受ける

大事なのはここです。どれだけ内側が複雑でも、画面の上ではそれを一切見せないこと。

先生の中には、IT機器がとても得意、という方ばかりではありません。だからこそ、複雑な分岐も、崩れそうな盤面も、ぜんぶ内側で吸収して、表には「動かす」「戻す」くらいのシンプルな操作だけを出す。難しさは、使う人ではなく、作る人が引き受ける。そう決めています。

先生が毎日やっているテトリスは、本当にすごい。その苦労を、少しでも軽くしたい。そのために今日も、地味で頭の痛い並べ替えのルールを、こつこつ組み立てています。

【教えて下さい】あなたの時間割で、「これがズレると全部やり直し」になる予定変更は何ですか?

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