今日のテーマは「低気圧で雨が降るのはなぜか?」である。基本的な流れは以下の通りだ。
低気圧→まわりの空気を吸い込む→上昇気流→温度が下がる→飽和水蒸気量が減る→結露・・・4ステップもある!
なぜ「なぜ低気圧では雨が降るのか」を勉強するのか?
上昇気流→結露は、笠雲や山の天気に応用できる
いきなり低気圧を出すのはやめて、温度が下がる→結露(湯気とは何か、冬に息はなぜ白くなるか、霧はなぜできるか)と上昇気流→結露(なぜ山の天気は変わりやすいのか)だけやるか?その方が分かりやすい。
授業の前半は誰にでもわかる内容が望ましい。飽和水蒸気量の話は後半に持ってくるべきだろう。前半は「温度が下がる→結露」に気づかせる。
順番としては以下のような感じだ。
レベルC:
湯気とは何か、冬に息はなぜ白くなるか、霧はなぜできるか
すべて「水蒸気が冷やされて、できる」ことに気づかせる。
まとめ「温度が下がる→結露」
レベルB:
なぜ山の天気は変わりやすいのか
「高くなると気温が下がる」ことに気づかせる。
プリント21〜40番
まとめ「上昇気流→温度が下がる→結露」
レベルA:
なぜ温度が下がると結露するのか
定性的説明(校庭のようなもので、気温が下がると遊んでいる人は減り、教室であまり動かない生徒は増える)
「気温が下がる→大気の中を飛び回っている水蒸気が減る→あまり動かない水蒸気が増える→結露」
レベルS:
プリント71〜90番
定量的説明(気温が下がると飽和水蒸気量は減る)
プリント51〜70番
定量的説明(湿度が100%になると結露が始まる)
プリントの内容と学習内容が連動していることも示そう。その方がプリントの価値が高まる。