最近とある人から「高校の時は建築をやりたかったけど物理がわからなくてあきらめた」という話を聞きました。
物理、難しいですよね。たぶん高校科目最強の難しさだと思います。
ところでこの教科、学ぶ方にとっても酷ですが、教える方にとっても酷です。
等加速度運動とかやっているまではいいのですが、運動方程式が出てきた途端、教員から見えるんです、授業を聞いている生徒たちの頭が真っ白になるのが。まるで酸素を失って呼吸できなくなったような顔で板書を意味もわからずノートに書き写す生徒たち。ここでざっくりと、7割近い生徒の息の根が止まります。そして息の根を止めたのはだれあろう、この自分なのです。
「ご、ごめんよ、生徒たち!しかしこれは、避けて通れない道なんだ!許せ!」
などと自分に言い聞かせながら、死屍累々たる道を進んでいくのが物理教師です。心を鬼にしなければ勤まりません。
さて、私は教員を辞めたのですが、ここ3ヶ月ほど物理の講義動画を作っています。
Interactive Physicsの使い方 - YouTube
一本一本の動画は3分ほどなのですが、今日まで37本の動画を作りました。フィズ予備の田原先生やドットインストールの田口さんにアドバイスを頂きつつ、作り続けています。
おかげさまで上のInteractive Physicsの使い方 - YouTube の方は、販売会社のホームページに大きく掲載していただきました。
今後も動画制作を続け、あるていど数がまとまったら、どこか学習サイトと提携して公開していきたいと考えています。
がんばります!