暑いですね。今回は、まだ春の訪れが心地よかった頃の話です。3月の愛知物理サークルの例会での発表内容をちょっとお話しします。
当時、私はChatGPTを用いて、「小学生」「高校生」「大学生」としてオームの法則についてのレポートを作成するとという発表を行いました。指示によってChatGPTのスタイルやトーンは変わります。結果として、教師たちはその差異や完成度に驚かされました。
この発表の背景には、当時まだ一般的でなかったChatGPTの能力を紹介するという目的もありました。近年、AIが徐々に知識の領域に進出している中、私は「教育の現場で実験を教えることの重要性」を強調したいと思いました。
先生方の反応は千差万別。興味深く思われる方、驚かれる方、理解が難しいと感じる方など、様々でした。
今まさに、AIの進化が教育を劇的に変えてきています。個別指導のようなカスタマイズされた学習や、AIによるプレゼンテーションの作成など、多くの可能性が広がっています。
しかし、この変化の中で「知識」や「理解」とは何か、そして「授業」とは何かという基本的な問いを再評価する必要が出てきているのです。
フィール・フィジックスは常に物理教育の本質を問い続けます。応援よろしくお願いします。
以下は愛知物理サークルの例会報告ページです。