横浜物理サークルは、高校物理教員の方々がアイデアを持ち寄って意見交換する研究会の1つです。
こちらを愛知物理サークルで紹介していただき、6月3日の例会で発表させて頂きました。 その様子を例会報告に掲載して頂いたので、ご報告します。
私はMRを使った磁界教材についての発表を行いました。 発表後はたくさんのディスカッションをさせて頂きました。
実は、ある先生は3ヶ月前にメタバースを使った教育に関して論争したばかりだったそうです。 理科もメタバースで仮想体験すれば良いという意見に、憤慨されていました。
そのため、発表前は私の発表内容に対して慎重な姿勢でした。 発表後は笑顔で意見交換して頂き、ホッとしました。
ポイントは「デジタル教材にも強いリアリティーが必要ではないか」ということです。 私のこの意見に、ある先生は何度もうなずいておられました。
MRやHoloLensという言葉を知っている若い教員の方が、何人もいらっしゃったのが印象的でした。 そういうことに関心を持っていらっしゃることが、私にとっては新鮮でした。
ある若手の先生からは貴重なアイデアを出して頂きました。 タブレットを使ったARを活用することで、このMR授業をより大人数に対していっせいに提供するというものです。
今までは、MRを物理教材として受けとめてもらうことに必死でした。 最近は、少しずつこの目標は達成しつつあるという感触を得ています。
このご意見を頂き、教材開発を次のステップに進めることができる時機が来たのかなと思いました。
全体として、MR磁界教材をとても後押しして頂いたように思います。 今後も鋭意改良を続け、なるべく多くの生徒がこの教材に触れて磁界のイメージを獲得できるようにしていきたいと思います。
特に鈴木先生、山本先生、宮崎先生には、初参加の私に機会を頂き、大変活発に意見交換して頂きました。ありがとうございました。