我が校には、ガラス瓶に保存されている生物標本が、20点ほど準備室にしまわれている。動物の授業ということで、これらを実験室に出して生徒たちに見せることにした。
しかし、生物標本の中にはかなりキツイものも、何点かある。
・大きなヒキガエルの内臓標本、
・コイの内臓標本、
・カメとフナとネコの脳の比較標本、
・そして極めつけが、ネコまるまる一体の標本
である。このネコの標本、なんと、脳と神経と目玉しかない。よくわからずにマジマジと観察してから何を見ているかに気づいて慄然とするような代物である。
全員が見る場所にこれらを置いておくのは可哀想なので、廊下に椅子を並べてその上に置き、特設コーナーとして、希望者だけが見ることができるようにした。
ところが、いざフタを開けてみると、廊下の特設コーナーに生徒が殺到した。やたら喜んでいる生徒や、目を輝かせてマジマジと見入っている生徒など・・・逆にこちらが面食らう展開であった。最近の子供たちは、実はリアリティに飢えているのだろうか?
ちなみに下記ページでも「やたら興味を示した」と報告されている。実は解剖は人気メニューなのだろうか?