プレスリリース
報道関係者各位
2018年3月2日
フィール・フィジックス代表 植田達郎
近年、日本の研究開発のレベル・規模は後退を続けている。この状況を憂慮する、最先端バーチャル・リアリティー(VR)のアプリ開発と出張授業をおこなうフィール・フィジックス(所在地:三重県四日市市、代表:植田達郎)は、下記の通り授業をおこなった。
写真:三重高校での授業のようす
動画:三重高校、愛知総合工科高校での授業のようす(2分、動画ファイル:https://drive.google.com/open?id=1iZUBldTOiubLdzFkMLzc8GBnhZYkwk_f )
記
- 実施校
- 三重県三重高校
- 2月27日
- 高校2年生
- 2時間
- 生徒数56名
- 愛知県愛知総合工科高校
- 3月1日
- 高校1-2年生
- 2時間
- 生徒数30名
- 内容
- 「目には見えない磁石の世界を、最先端VRで見てみよう」
- VRで立体的な磁界のようすを体感する未来感覚の授業
- 費用
- 無料(交通費も無料、2018年中)
植田代表(42)は、学生の「理科離れ」を避け「理科好き」な学生を増やし、日本の将来に貢献したい、としている。
出張授業は愛知県内で随時受け付けており、2018年中は無料。授業を記録した映像は、学校などの宣伝として使うことができる。
新聞掲載履歴
- 朝日新聞三重県版
- 「VRで感じて 物理の不思議 四日市の元教諭・植田さん、アプリを開発」
- 2017年9月10日
- YOUよっかいち(三重県四日市市ローカル紙)
- 「"現象の不思議"VRで体感 物理に親しみを 元教員・植田さんがアプリ開発」
- 2017年10月14日
- 中日新聞三重県中勢版
- 「磁力のはたらき見えた!三重高"拡張現実"使った授業」
- 2018年2月28日
- 夕刊三重(三重県松阪市ローカル紙)
- 「ゴーグルで磁界"視覚化" 三重高2年生に物理授業」
- 2018年2月28日
- 中日新聞
- 近日掲載予定
アプリについて
写真:ゴーグルの光景が後ろのテレビに映っている
ゴーグルを着けて目の前の空間を見ると、一つの棒磁石とその周りに本来見えない「磁界」が、たくさんの磁界を表す方位磁針として現実空間の中に浮かんで見える仕掛けになっている。棒磁石を指でつかんで動かし、方位磁針がいっせいに向きを変える様子を観察することができる。
小学校の棒磁石と砂鉄だけの実験では分かりにくい、磁界の向きと強さも表現されている。また、見る位置や角度を変えることで、磁界のようすが立体的に体感できるようになっている。
最先端VRについて
写真:3次元の磁界のまわりを実際に歩き回ることができる
立体を映し出すゴーグルの技術はMR(ミックスドリアリティー=複合現実)と呼ばれる。実際に見える世界に立体映像を重ねて映し出す仕組みである。
植田代表について
写真:植田達郎代表
経歴
- 1998年
- 京都大学理学部物理学科卒
- 2000年
- 京都大学情報学研究科修了
- 2002年
- 京都で中学理科講師 2年
- 2004年
- 東京都教諭
- 中学理科4年
- 高校物理4年
- 東京都教諭
- 2012年
- 「物理の授業をしていると、生徒たちの心が次々にポキポキと音を立てて折れていくのを感じる。従来の教材で教えることができることには限界がある。私はプログラミングもできるから、起業して私にしか作ることができない新しい理科学習アプリを作ろう。そして子どもたちに現象の不思議さに興味を持ってもらい、理科本来の面白さを伝えたい」と考え、退職。
- 2015年
- 三重県四日市で理科学習アプリの開発と出張授業を行う会社フィール・フィジックスを起業
- PCやスマホの学習アプリを開発
- 三重県四日市で理科学習アプリの開発と出張授業を行う会社フィール・フィジックスを起業
- 2017年
- 最先端VRの開発を始める
- 2万人が来場するイベント「メイカーフェア」に出展、好評を受ける
- 三重県鈴鹿高校で出張授業、16%の成績アップという結果を得る
- 2018年
- 4月から三重大学非常勤講師の予定
出張授業のきっかけ
- 三重高校
- 三重県内の物理教師サークルで出会った三重高校の村田了祐教諭(28)の依頼で、2クラスで授業を行った
- 愛知総合工科高校
- 広報を担当し校内でSTEM(科学)部の顧問も務める川田大介教諭(39)から依頼の連絡があり、希望者を集めて授業を行った
授業のようす
写真:愛知総合工科高校での授業のようす
- 三重高校
- 植田代表は「ここでしかできないレアな体験、したい人」と希望者を募り、2クラス合わせて56人中13人がゴーグルを着けた。他の生徒は体験者が見ているものと同じ映像を、スクリーンで見た。
- 植田代表は「磁界の様子を見たことはありますか?見えませんね。それをビジュアルに見てみようというのが今日の授業です」「磁石の動きに合わせて磁界が変わっていくのがわかりますか」と生徒たちに語りかけた。
- 愛知総合工科高校
- 30人ほどが参加し、全員がゴーグルを着ける体験を行った。磁界の他にも天体のアプリを体験。体験後はアプリのソースコードを見せて内部の仕組みを紹介した。
授業の結果アンケート
- 三重高校
- 78%の生徒が自信につながった
- 68%の生徒の空間把握の助けになった
- 体験者の満足度が際立って高いことが分かった
- 愛知総合工科高校
- 76%の生徒が自信につながった
- 96%の生徒の空間把握の助けになった
- 67%の生徒が本授業を強く推薦している(NPSスコア:50)
- アンケートより
- 「体験したので頭で覚えたというより身体で覚えたような感じがして、絶対の自信がわいてきた」
- 「これなら100%理解できる」
- 「立体映像に感動した」
- 「3次元映像が美しい」
磁界という学習項目について
磁界の授業は、教員が棒磁石を手に持って「この棒磁石の周りには見えない磁界というものが広がっています」という、とてもイメージしにくい話から始まる。
だが、ここでつまづいていると、その後に習う「電流が作る磁界」「モーター」「発電機」「誘導電流」などの学習項目がわからなくなってしまい、落ちこぼれてしまい、「理科嫌い」になってしまう。
したがって、磁界の授業の最初にしっかりとしたイメージを持つことは大変需要になる。
出前授業について
愛知県内の中学・高校・塾などへの出張授業を、2018年中は無料で受け付けている。
アプリや出張授業に関する問い合わせ先:
- 080-4387-0629
- http://feelphysics.education
本件に関するお問合せ先(フィール・フィジックス)
※アプリの体験もお気軽にご要望下さい。実機を持って伺います。
植田達郎(代表) :080-4387-0629
E-mail :tatsuro.ueda@feelphysics.education
所在地 :三重県四日市市栄町1-11 ビズスクエアよっかいち514