夜11時を過ぎてまぶたが本当に・・・本当に重くなっている、フィール・フィジックス代表の植田達郎です。このニュースレターは弊社の活動にご協力いただいている皆様にお送りしています。
今回は、先週末に開催された高校物理教員サークル「YPC」(横浜物理サークル)の例会が弊社の未来を変えた(かもしれない)という、若干釣りのような短いご報告です。
教員サークルとは
教員サークルは全国にあらゆる種類のものがありますが、共通点は情熱を共有するコミュニティ(助け合い)だということだと思います。
参加するのは情熱的な教員、すなわち積極的に新しいアイデア(例えば、百均で買えるものだけを使った実験)をかたちにして授業で挑戦している方々です。そういう方々が、私の知る限りだと2〜30人くらい集まります。土日に、学校の教室や公民館などで開催します。何人かがアイデアを発表し、参加者で意見交換します。
しかし、たぶんこのような情熱コミュニティは、教育に限らずあらゆる分野にあるのではないかと思います。ありますよね?「QPMIサイクル」という言葉もあるそうですが(下図)、情熱コミュニティは社会課題を克服するための社会装置なのかもしれません(否定的な意図はありません)。
でも、もしそうならば・・・もう少し社会から支援を頂くことができても良いように思います(基本的にすべて自腹ですよね)。
例会内容
弊社にとってインパクトの強かった発表は以下の3つでした:
- VRで体験できる理科実験集を製作しています(20代の学生起業家)
- 物理を学ぶボードゲームを製作・販売しています(20代の学生起業家)
- タブレットを活用して(実験器具のない学校で)実験授業しました(20代の初任教員)
どれも素晴らしい発表(実践)でした。すべて情熱ですよね。大変貴重な学びとなりました。
そして全員20代。世間では働き方改革などと言われ、土日に例会に参加する若い方は減り続け、多くの教員サークルが高齢化に直面していると思います。そんな中、こんな素晴らしい発表の場を維持しているYPCの先生方の情熱にも本当に・・・本当に頭が下がります。
うーん・・・頭だけでなく、まぶたも・・・まぶたも下がってきました。私の年齢は40代。発表者みなさんの2倍です。昔は2徹、3徹もできたのですが、今では9時でも眠くなります。
情熱を持つのは若い方の特権ではないと思うのですが、とりあえず今日はここで筆を置きたいと思います。
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引き続き、みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!