振り子の実験が、班によって合わない。
同じ長さにしたはずなのに、10往復の時間がそろわない。夜の理科室で、一人でストップウォッチを押し直している先生がいます。
火も薬品も使いません。危なくない実験です。
だから困ります。「相談する理由」が立たないのです。
危ない実験なら、まだ聞けます。「安全のために見てもらえますか」と言えば、頼む理由が立つ。でも振り子は危なくない。うまくいかないのは自分の段取りが悪いからだ、と思ってしまう。そして一人で粘ることになります。
32件のうち、1件だけ
実験手帳は、単元ごとに準備のリマインドを出します。いま32件あります。
その中で「一人で抱えず理科主任に相談しましょう」と書いてあるものを数えると、ほとんどが火・薬品・ガラスを使う単元でした。塩酸をうすめる。葉を脱色する。湯せんで温める。危ないから、相談する。当たり前です。
ただ1件だけ、危険マークが何も付いていないのに、同じことが書いてあります。
5年の振り子です。
うまく動かないときは、一人で抱えずベテランの先生や理科主任に相談しましょう。
うまくいかないのは、腕のせいではない
振り子が合わない理由は、だいたい決まっています。糸の長さの測り方と、支柱の固定です。
知っている人なら5秒で言えます。知らないと、放課後が消えます。
その差は経験の差であって、能力の差ではありません。経験が足りないことは、恥ずかしいことではない。 ただ、そう言ってくれる人が、その場にいないだけです。
頼む理由を、アプリの側から差し出す
だから実験手帳は、危険マークの付かない単元にも「相談しましょう」と書きました。
聞けないのは、聞く力がないからではありません。聞く理由が用意されていないからです。理由なら、こちらで用意できます。
「アプリに言われたので」と言って、職員室のドアを開けてもらえたら、それでいい。そのために作りました。
いま、実験手帳を試してくださる先生を募集しています。もしよかったら、のぞいてみてください。

