関東地方は曇り空である。薄い雲が低い高度にまんべんなく広がっているという感じ。下図(出展:ウィキペディア)の右下の層雲であろう。このことは何を意味するのだろうか。
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層雲のなかま 雲が横につながって層状に広がった雲が、層雲のなかまです。 この雲ができるのは、性質の異なった空気の境目にできる前線にできるなど、ゆっくりと空気が上昇するようなときにできます。
衛星写真を見ると、たしかに関東地方に薄い雲がかかっている。関東地方から近畿地方にかけて拡がっている薄い雲は、中国地方の濃い雲につながっている。ひょっとしてこれが温暖前線というやつであろうか。
天気図を見ると果たして、九州南部で暖かい空気と冷たい空気がぶつかって前線を形成していることがわかる。
横から見ると下図のようになるのだろう。
今、この「前線」が九州近辺にあり、関東地方は寒気の中にあるというわけだ。そして、この前線は東に移動してくるだろうから、昼過ぎから関東地方は雨が降るということになる。
面白いのは「暖かい南風=雪ではなく雨」という記述である。逆に雪が降るのは、シベリア高気圧から日本海を越えて湿気を含んだ雲が日本列島にやってきた場合だということだろう。
うーむ、雲、なかなか奥深い。