今朝の関東地方の雲模様。低い高度に層状に雲が広がり、やや暗い。この雲は、我々に何を語りかけているのだろうか。
低い高度にできる層状の雲には3種類ある。
- 層雲は、霧のように空全体に薄く拡がる
- 層積雲は、層雲よりも厚く、デコボコしており、少し暗くなる
- 乱層雲は、層積雲よりも厚く、雨を降らせる
温暖前線の接近にともなって、空模様は、下図のように層雲→層積雲→乱層雲とゆるやかに悪化していく。現在は中間の層積雲だろう。そして今後、乱層雲へと発展していくことが予想される。
また、
「前線面に沿って薄い雲が広範囲に拡がる」
のも温暖前線の特徴である。それを確かめるために、衛星写真を見てみよう。
近畿地方から中部地方にかけて拡がっているのが、温暖前線にともなう雲である。天気図も見てみよう。
温暖前線の右上に広範囲肉もが発生していることがわかる。ちなみに面白いのは、この衛星写真には寒冷前線も写っているということである。
うーん、雲、なかなか面白いぞ。